岡山県出身。活発な幼少期を過ごすも、成長とともに荒れた少年時代を過ごす。15歳の時に少年院を出院後、成人してからも元気の良さはとどまら ず、アウトロー街道を邁進し何度もパクられる。貴重な人生を少しだけ無駄使いしながらもREGGAEと出会い、2000年8月には、大和レコー ディングス全国47都道府県ツアーに参加。 しかし、生まれ変わった訳ではなく、ツアー終了後も何度もパクられる。波瀾万丈な道を歩むが、冷たい塀の中でもう1度まっすぐ生きようと誓う。社会復帰 後、大和レコーディングスを完全に退く。大阪の堺市から地元岡山へ帰郷。行く当てもなくふらついていた。音楽活動を忘れられなかったのだが、全て を捨て、単身いわき市小名浜製錬所へ働きに行きゼロからのやり直しを決意。しかし、大雨のある夜コインランドリーへ行く途中、後方から来た車に突っ込まれ車は3回転半して大破!搬送先の病院で意識を取り戻すも、点滴の針を自力で抜いて、「俺はこんなとこで寝とる場合じゃねーわ!」と、喚 きながら民宿へ戻ったが、翌日の朝現場で倒れてしまい結局強制帰郷。病院と自宅療養の日々を11ヶ月過ごす間、音楽への思いは消える事無く、体調 回復後もその思いはいつも心でくすぶっていた。ガムシャラに働いた3年という時間は瞬く間に流れた。羅王の見ていた明日への夢は、爆音シンジケー トの仲間達やNANJAMANとの出会いで再び大きく飛躍。レゲエ、音楽から離れて過ごした時間と、もう1度マイクが握りたい思いを、REALに 綴ったリリックがNANJAMANを動かす引き金となり、爆音シンジケートに所属することになった。現在は拠点を岡山県とし、地元のサウンド Asienceと深い繋がりを持ち、共に積極的に様々な活動を繰り広げる。
自身の心の“闇”を表現し自分が自分へ語るように描かれた曲「闇」。警察署の留置所の中や、刑務所の独房(独居房)で懲罰中にシャーペンの芯一 本を隠し持ち、ティッシュにうっすらと書きためた辛い思いを、決してネガティブに表さず羅王独特の表現で歌う「独居房の夜」。 2011年にこの 2曲をNANJAMANが絶賛!2012年1月に爆音シンジケートから、「独居房の夜」、「誓」の2曲の配信を皮切りに「爆音進行大作戦 2013」に参加。 “どんな生き方をしてきても、諦めてしまったらそこが失敗になる。どれだけ遠回りしたとしても、諦めず努力を続けていくことが大切だ。負ける な、諦めるな、投げ出すな”それが羅王の口癖だ。決して使われる事の無い言葉とタブーを堂々とリリックに表現し、リアルな音楽の追究をする。 2014年7月には自身の経験と真っ直ぐなメッセージが込められたファーストアルバム「独居房の夜 〜激動の1350日〜」をリリース。 |